いじめ ー昨日までの友達ー

凛・・・！！


頼む！！いてくれ！！！！



階段をかけおりて、上履きのまま体育館裏へと走る。

凛！凛！「凛！！居る！？」



私が見たのはすさまじい光景だった。
男子が凛を殴り、蹴り、その度に凛は顔を歪ます。
古城は、壁にもたれかかって肩を震わせている。
でも、泣いてるわけではない。
たた、肩を震わせているだけ。






そして、誰にも見えないように口元を吊り上げ笑った。
私は、凛を助けるために、その中へ入っていく。
「オイ！なんだよテメーー！！」
「うるせーな。聞こえてるよ。」
「あ゛ぁ？テメーふざけやがって！！」
男がギャーギャー言っているのをシカトして、凛の側へと行く。





「凛。大丈夫？」
私が問いかけると、一瞬驚いた顔になったがすぐに私をキッと
私を睨み、私が差し伸べた手を冷たくはらって言った。
「あんた・・・何しに来たわけ？」
「凛を助けに来たんだよ。」