いじめ ー昨日までの友達ー
「よっぽど自分が大切なんだね~!!」
キャハハハハと古城は狂った様に笑う。
私は、古城をキッと睨む。
「なにぃ~?そんなに睨んでさぁ~。友達に裏切られたくせにぃ~!!」
バシィ!「きゃぁ!!」どさっ



頭に血がのぼり、私は、古城の右頬を叩いた。
その衝撃で古城はしりもちをついた。
「~ッ!!何すんのよ!クズが!!」
「黙れ!!」
ビクッ!
古城は私の大声に一瞬肩を強張らせたが、すぐに私を睨む目になった。


私は、まだ腹の虫がおさまらず、私を睨む古城を上から見下す。
「アンタさえ、この学校に来なければ、私達は楽しく過ごしていたのに!!アンタなんかが来たせいで!!」
怒りに任せて、声を張り上げる。


「フフッあっはははははははははははは!!!」
突然古城が笑い出す。
なに…コイツ…。
「~ッ!ウケる!“楽しく過ごしていた?”あはは!ばっかじゃないの?アタシは、ソレを壊しに来たんだよぉ?
人の幸せを壊すためにねぇ!」


「ハァ?アンタ何言ってる…」

私は、最後まで言葉が言えなかった。


チキキキキ―


古城がポケットからカッターをだしていたから。
「なに…すんの?」
古城は、ニヤニヤ薄気味悪い笑いを浮かべる。
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