いじめ ー昨日までの友達ー
「「「!?」」」
私は、きっぱりと言う。
だって、おかしいじゃん。
私は、何一ついけない事なんてしてない。
なのに、どうして謝らなきゃいきないの?
それに、あいつは今も勝ち誇った様に笑っている。
あんな奴に頭を下げるなんて、絶対にするものか!!!
担任は、立ち上がり私を見る。
「あなた、何様のつもりなの!?
人に怪我までさせておいて・・・。
謝らないですって?
いいかげんにしなさい!!」



ハァと1つため息をつく。
「さぁ、謝りな・・・」
「私は、謝りません。いや、謝る必要がありません。」
「なにを・・・」
「なぜなら、私は古城さんになんの危害など加えていません。
だから、私は決して古城さんには謝りません。」
先生の目を見てキッパリと言う。



「ひ・・・ひどいよぉッ!!私の事、ヒック・・・傷つけたくせにぃぃぃ!!!」
わぁぁぁぁぁと古城は泣き崩れる。
「古城さん・・・。」
古城の周りにいる一人の女子が口を開いた。
その女子は、振り返り強い瞳で私を見る。
「諒チャン!謝りなよ!!」
「そうだよ!謝れよ!」
「しかも、古城さんに怪我させたくせに何しらばっくれてるわけ!?」




「ええかげんにせぇ!!諒は古城を切りつけてなんかあらへん!!」
海が少し離れた廊下から叫ぶ。
「な!?何言ってんだよ海!!なんで、こんな奴の肩を持つんだよ!?」
クラスの男子が海にむかって言う。
「俺は、この目で現場を見たんや!そいつは、自分で自分の顔を切りつけたんや!!」
「高宮先生!なんですか!?この騒ぎは!!」
突然隣のクラスの先生が教室を出て担任の高宮に叫ぶ。
「ッ!みなさん。教室に入りなさい!」
高宮は、慌てながら指示を生徒に出す。
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