愛じゃなくても恋じゃなくても(仮)
俺が休憩室に入ると、美月は泣きながら俺の胸に飛び込んできた。
いつもながらドキっとする。
でも、俺はなんてことない顔をして背中に手を回してポンポンする。
今日の美月はなかなか泣き止まない。
甲本美月(こうもとみつき)は、俺のいとこだ。
中学3年生。
美月は親が離婚してて、俺と同じで母親と二人暮らしなんだけど、俺の母の妹である幸子おばさんは躁鬱病を患ってて、暴れたり寝たきりになったり、時には入院したりとかなり大変な母親なので、俺の母がかなり面倒を見てて。美月は兄弟のようにいつも一緒にいた記憶がある。幸子おばさんが入院したら一緒に住んだり、暴れても寝たきりになっても俺の母が美月を俺と同じように育てて守っていた。
俺も子供心ながら美月を守りたい、といつしか強く思うようになっていて、気づけば美月を愛?恋?分からないけれど大事に想っていた。
子どもの頃から変わらない関係。
俺の大事な大事な、守りたい女の子。
今日はどうしたんだろう。
いつもながらドキっとする。
でも、俺はなんてことない顔をして背中に手を回してポンポンする。
今日の美月はなかなか泣き止まない。
甲本美月(こうもとみつき)は、俺のいとこだ。
中学3年生。
美月は親が離婚してて、俺と同じで母親と二人暮らしなんだけど、俺の母の妹である幸子おばさんは躁鬱病を患ってて、暴れたり寝たきりになったり、時には入院したりとかなり大変な母親なので、俺の母がかなり面倒を見てて。美月は兄弟のようにいつも一緒にいた記憶がある。幸子おばさんが入院したら一緒に住んだり、暴れても寝たきりになっても俺の母が美月を俺と同じように育てて守っていた。
俺も子供心ながら美月を守りたい、といつしか強く思うようになっていて、気づけば美月を愛?恋?分からないけれど大事に想っていた。
子どもの頃から変わらない関係。
俺の大事な大事な、守りたい女の子。
今日はどうしたんだろう。