愛じゃなくても恋じゃなくても(仮)
今日は、竹原屋の定休日。
タケピー店長が駅で弾き語りをするというので、俺は美月を誘って聴きに行くことにした。
駅で弾き語りして聴いていると、偶然美月の友達の奥野清華(おくのさやか)がいたので声をかけた。
「奥野、何してるの?」
「あら、優斗君と美月。わたくしはピアノのお稽古が終わったところよ。弾き語り聴いてるの?」
「清華も聴いて行きなよー。竹原剛さんっていう、優斗のバイト先の店長なんだよ。弾き語りって面白いよ。」
奥野はピアノ習ったりしてるお嬢様なんだけど強気なキャラ。タケピー店長をジロジロ眺め、こう言った。
「竹原さん、初めまして。わたくしはピアノに心得がありまして、音楽が好きなんですが、何が弾けますか?」
「清華ちゃんやね、よろしくね。オレはバンド系とかが好きなんやけど。ピアノかあ。今何を練習してるん?」
「美空ひばりです。愛燦燦。」
「何それ?」
俺と美月が聞くと、タケピー店長は笑顔でギターを弾き始めた。
「人生ってー!嬉しいものですねー!」
ジャジャーン
「すごいですわね!わたくし、来月、介護施設でピアノの演奏会があるのですよ!千昌夫の星影のワルツは?」
「だから何それ?」
俺ら2人は置いてけぼりで、タケピー店長と奥野は古い音楽で盛り上がっていた。
タケピー店長が駅で弾き語りをするというので、俺は美月を誘って聴きに行くことにした。
駅で弾き語りして聴いていると、偶然美月の友達の奥野清華(おくのさやか)がいたので声をかけた。
「奥野、何してるの?」
「あら、優斗君と美月。わたくしはピアノのお稽古が終わったところよ。弾き語り聴いてるの?」
「清華も聴いて行きなよー。竹原剛さんっていう、優斗のバイト先の店長なんだよ。弾き語りって面白いよ。」
奥野はピアノ習ったりしてるお嬢様なんだけど強気なキャラ。タケピー店長をジロジロ眺め、こう言った。
「竹原さん、初めまして。わたくしはピアノに心得がありまして、音楽が好きなんですが、何が弾けますか?」
「清華ちゃんやね、よろしくね。オレはバンド系とかが好きなんやけど。ピアノかあ。今何を練習してるん?」
「美空ひばりです。愛燦燦。」
「何それ?」
俺と美月が聞くと、タケピー店長は笑顔でギターを弾き始めた。
「人生ってー!嬉しいものですねー!」
ジャジャーン
「すごいですわね!わたくし、来月、介護施設でピアノの演奏会があるのですよ!千昌夫の星影のワルツは?」
「だから何それ?」
俺ら2人は置いてけぼりで、タケピー店長と奥野は古い音楽で盛り上がっていた。