先輩が大好きでした。
memories 2
~memories 2~
ごみステーション
ここか。
この中学校に通い始めて初めて来たかもしれない。

あ…。サッカー部。
一つのことに夢中になれるなんてすごいな。
そういえば私…去年はどんな風に過ごしてたんだっけ。なんでも“なんとなく”で、時間を無駄に過ごしてたのかな。
生きたくても生きれない人に申し訳ない…。
せめて私がもっと可愛ければな。
そう思うとなんだか怒りが込み上げてきた。
今、ここには誰もいない。だから少しだけ、本音を叫んじゃおうかな。



神様って…

「不公平だぁぁぁぁぁぁ!」
そう叫んでゴミを投げ入れた。


私は知らなかった。



「…ねぇキミ、頭大丈夫?」

この出会いが私の青春の1ページになるなんて。
思ってもいなかった。


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