いつでもきみのそばに
「よろしく」
「うん、なんか半年もたつのに、話すのはじめてだね?」
「うんうん、いつも菊池さんと渡曾くん一緒にいるしね」
「2人って付き合ってるの?」
班になってカレーに入れる具材やそれ以外になにを作るか話し合ってる途中、一緒に組むことになった女子2人からの質問攻めがすごかった。
「それよりさ、遠足について話そうぜ」
付き合ってるか。という質問にどう答えようか迷っていると光が助け船をだしてくれた。
「そうそう、ちゃっちゃと決めちゃおう」
俺もそう答えると2人は納得していない顔だったけれどしぶしぶうなずいた。
舞はというとさっきからほとんど喋らなくて、下をずっと向きっぱなしだった。