いつでもきみのそばに
11月
舞の気持ち
遠足の日以来舞は牧瀬と三浦と行動するようになった。
嬉しい反面寂しい気持ちもあった。
なんだか子が育っていったような感覚だった。
「舞ってさ、本当に渡曾くんのことなんとも思ってないの?」
「うん、ただの幼馴染だよ」
昼休み。
俺も同じ教室内にいるのにきくかその質問。
そう思ったけれどそれよりも舞の言葉に傷ついた。
ふられたしわかってるはずなのに。