いつでもきみのそばに


ガチャン


なんとなく屋上にいるような気がして扉をあけると案の定舞はいた。


「大ちゃん、ごめんね」


俺だとわかったらしく、舞は後ろを振り向かずにそういった。


「舞・・なんで」


「わたしもうすぐ消えちゃうの」


「っ」


その言葉でやっぱり舞は自分で気づいていたことを知った。


< 119 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop