いつでもきみのそばに
「だからあの日、わたしも本当は驚いた。わたしの声が大ちゃんに届いたから。わたしの姿がみえたから。
きっとわたしの想いが通じたんだって。大ちゃんを笑顔にすることがわたしの使命なんだって」
「そんなことって・・・」
「ありえないよね、でもね嬉しかった。大ちゃんと高校生活を送れるなんて」
俺だって嬉しかった。ありえないことでも、それでも俺は舞と過ごすことを決めたんだから。
「でもね、それと同時に終わりが分かってたの。わたしに与えられたのは3年間だったから」
舞ははじめから気づいてた。
自分の終わりがいつなのか。