いつでもきみのそばに


舞が俺の前に姿をあらわしたのが正解だったのかわからないといったとき否定できなかった。



この約半年間舞はたしかに存在した。

舞と高校生活を送って、一緒に遊びにもたくさんいったし舞の誕生日だってお祝いした。

文化祭で一緒に回って懐かしい思い出を振り返ることができたし、体育祭のときは久々に必死になって練習した。


つらいときもあったけれど楽しいことのほうが多かった。笑うことも増えた。



どれもこれも全部、舞が俺の前に現れてくれたおかげだから。



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