いつでもきみのそばに


「じゃあ俺はいつか虹になるよ」


「虹?」


「真っ白から虹になったらすごくない?一気に七色。俺それくらいいろんな自分を持ちたいな。それに・・」


「それに?」


「虹は太陽がないとみれないだろ?だから俺と舞はいつも一緒だ」


「大ちゃん・・ありがとう」


このときはあんまり深い意味でいったわけじゃなかったけれど。

でも今は本当にそうだといいなって思う。


いつか虹になって、舞のそばにずっといられたらなって。


そのために俺は自分を磨いてさらに成長して、舞に誇れる自分になる。


そしていつか虹になれたら、今度は舞とずっと一緒に生きていきたい。


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