いつでもきみのそばに


遊園地に行った日、わたしは家に帰ってから大声で泣いた。


あのとき、わたしもすきだよっていえてたらどれだけよかったか。


付き合ってみることも考えた。

残り5か月を恋人同士で過ごすのもありかもしれないって。


でも、それでもきっと大ちゃんは悲しむし、なによりわたしもつらくなる。


消えてしまうことが怖くなって、大ちゃんに弱音を吐いてしまうかもしれない。


どうにもならないのに、大ちゃんに助けを求めてしまうかもしれない。

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