いつでもきみのそばに
「たしかに。たくさん余っちゃった。もったいないなー」
だから全然関係ない話題をふってしまった。
本当はポップコーンのことなんてどうだっていいのに。
「これにいれてけば?」
そういって俺はもっていた大きめの袋を渡した。
「え?いいの?大ちゃんありがとう」
捨てることが惜しかったらしく、舞は持って帰ることを決めた。
それからは普通だった。
舞は特に映画について話題をふってることはなく、少し街をブラブラ歩いたあと帰った。