いつでもきみのそばに


♪キーンコーンカーン

――ガタン

チャイムと同時に先生が入ってきてみんな席につく。


「でははじめ」


俺は舞と反対で図形系は得意分野。

あっという間に終わってしまいふと前をみた。

俺は渡曾なので一番後ろの席で。

舞をみるとまだ必死でペンを動かしているのがみえた。



それだけで俺は泣きそうになった。

こうして舞と同じ教室にいれることが不思議で。



中学1年のときに死んでしまった舞。

そのときは同じクラスじゃなかったから、同じクラスになれたのは小学6年生以来。


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