いつでもきみのそばに


歩いていても見つけるとこ見つけるとこに立ち寄るからさっきから全然前に進んでなくて。


それなのに舞の両手にはすでにたくさんの食べ物がのっていて。


「土手のほういこう」


舞がもっている食べ物を何個か奪った俺はそういって舞をひっぱった。


「まだ食べたいのあったのにー」


「そんなこといったってもう持てないだろ」


俺の言葉に舞は素直にそうだねって呟いて座った。

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