いつでもきみのそばに
「そう、だよね。ごめんね」
ガチャン
舞はそのまま屋上からでていった。
「くそっ」
どうしてこうなった?
なにがいけなかった?
なんで舞と喧嘩しなくちゃいけないのか。
でも、舞の気持ちが本当にわからなくて。
俺の気持ちなんてなにも知らないくせにって思った。
下をみるといつの間にか人が少なくなっていて。
どうやら文化祭がおわったみたいだったけれど、俺は教室に戻る気力がなくていつまでも空を眺めていた。