いつでもきみのそばに


それをいわれたとき俺は心臓を撃ち抜かれたような気がした。


舞が、消える?


「それどういう意味?」


「いや、よくわかんないんだけど、気のせいかな。忘れて」


光はそういったけれど、俺は気のせいだとは思わなかった。


光にはきっとそういうのが見える力があるんだなって。


でもそれが本当だとしたら、舞が消えてしまうことになる。


そんなの嫌だ。

たとえ舞が生きていることがありえないとしても、この世界で異空間だとしても、それでも俺はかまわない。



舞、どうかもういなくならないで。


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