双星の煌めきは月夜に魅せられて

なんか、楽しみだな……。


ウキウキし始めて、軽い足取りで待ち合わせ場所に向かった。



「月那ちゃん!」


「あれ、もう着いてたんだね!」



今日は光希の両親が経営しているカフェでのんびり女子トークをする予定。


ちなみに、桜蘭がなずなに謝ったカフェと同じ場所だ。


そして他愛ない話をしていくと、胡桃もやって来て、早速目的地に向かった。



「で?今年で(仮)が取れる組長さんとは順調なわけなの?」


「いやいや、そもそも付き合ってないから……!」


「でも、こないだ久しぶりに覗いたら、満更でもない顔でなずなの話してたわよ」


「胡桃ちゃん……っ」



なずなは3年経っても相変わらず天使だ。


むしろ天使度が高まったんじゃと思うくらいだ。


天使度のエボリューションにメロメロにならない方がおかしいに決まってる。
< 303 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop