恋文。<短編>


病室に戻ると

タカシが

窓の外を見ていた。



『な~にたそがれてんの?似合わないよ~』

ってあたしが笑うと


振り返ったタカシも

笑った。



昨日は喧嘩したけど

今日は幸せ。


いつか歳をとっても

そんな毎日が

続けばいいな

そう思った。




相変わらず

今日もパシリだったけど(泣)





夜になって

タカシにメールを打つ。


宛先:タカシ

<タカシはきっと、超憎たらしいお爺ちゃんになるねぇ~>


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