恋文。<短編>

家に帰ると

すぐベットに寝転んだ。

『あ~疲れた‥』


ふと

枕元の写真立てに目をやった。


タカシと並んで写るあたしは

嬉しそうに笑ってた。




‥あたしタカシの

どこを好きになったんだっけ‥





出会った頃から

おいブス!!

なんて呼ばれたり

ほんと嫌いだったんだよね。






あ‥そうだ。


あれは確か

みんなで遊んでたあの日。


帰る頃には

夜の10時を過ぎてたんだっけ。


そしたら突然タカシが

CD貸せ


なんて言い出して


もう10時だし、今度でいいじゃん


ってあたしは言ったんだけど


俺は今日聴きたいの~!!


とか言うし‥

マジこいつ自己中(怒)

って

感じだったんだよね。

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