恋文。<短編>
それで
あたしの家まで続く
暗い一本道を歩いて
一緒に
CD取りに行ったんだけど
あたしが部屋でCD探してる間
外で待ってたタカシ‥
CD見つけてあたしが戻ったら
家の前に座って
首がコクン コクンてなってんの。
そういえば
こいつ最近
仕事が忙しくて
全然寝てないって
友達が言ってたっけ‥
で、その時
気付いちゃったんだ。
タカシは貴重な
睡眠時間をけずって
あたしを家まで
送ってくれたんだ。
そういえば
あの暗い一本道が
怖いんだって
前にタカシに言ったこと
あったな‥