恋文。<短編>

それで

あたしの家まで続く

暗い一本道を歩いて

一緒に

CD取りに行ったんだけど

あたしが部屋でCD探してる間

外で待ってたタカシ‥


CD見つけてあたしが戻ったら

家の前に座って

首がコクン コクンてなってんの。



そういえば

こいつ最近

仕事が忙しくて

全然寝てないって

友達が言ってたっけ‥




で、その時

気付いちゃったんだ。



タカシは貴重な

睡眠時間をけずって

あたしを家まで

送ってくれたんだ。



そういえば

あの暗い一本道が

怖いんだって

前にタカシに言ったこと

あったな‥
< 6 / 22 >

この作品をシェア

pagetop