秘密の抱き枕
-僕が抱いてあげる-
確かにそう聞こえたが……あれ?俺も鳴も男のはずなんだが……
「いやいや。落ち着けよ鳴。俺は男だぞ?それにお前だって男だろ!」
「きーくん。性別にこだわっちゃダメだよ。………どうしてもって言うなら僕を女の子だと思ってよ。それならいいでしょ?」
そう言った鳴の顔が近づいてくる。
「……っっ!!!」
ちゅっ
額にキスされた…………
「ははっ。冗談だよ。きーくん可愛い。」
なんなんだコイツゥゥゥ!!!( ・᷄ὢ・᷅ )
「もういい。俺は勉強してくるから。入ってくんなよ。」
「え~僕は何してればいい?」
「好きにしてろよ!!」
そう言うと俺はリビングのドアを大きな音を立てて閉め、部屋に戻る。
「なんなんだよアイツ………」
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鳴side
きーくんお部屋にこもっちゃったな~
うーん。どうしようか。
時計を見るとまだ8時半。お昼ご飯を作るような時間でもないしなぁ……
あ、そういえば冷蔵庫のなかほぼ何も無かったからな。買い出しにでも行ってこよ。
あ、でもお金ないし場所わかんないしな~
「きーくんに聞いてこよ。」
そう言って僕はきーくんの部屋のドアを開ける。
ガチャ