†戦慄の交響曲†
それから、ドンドンと会話が進む。


「・・・沙羅・・・助けてくれないかな?」


その話をしている途中に悠里が声をかけて来た。



「悠里?どうかしたの?」


一応聞いておく。



「私・・・お見合いすることになってて・・・ぶち壊してくれないかな?」



笑顔で最後の部分、言わないでよ。



「へぇ~・・・ってえぇ!?お見合い・・・早過ぎない?」



だって・・・まだ中3だよ!?



「家系の問題・・・で」



悠里の家系・・・即ち霊媒師。



「もしかして・・・土御門とか言わないでよ?」



すると、悠里が



「その土御門らしいんだ・・・」



沈黙。
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