†戦慄の交響曲†
「ああ、至急本部に帰還しろ、って指令が下ったんだ」



麗夜がそう言った。




「了解。優先事項は人々の安全なんだよね?」



はぁ?と言う顔をされたがお構いなく聞く。



「そうだが・・・」



朔クンはそう言ってくれた。



「じゃ、朔クン。アレ・・・滅っちゃえって♪」



樹里は自分のパートナーにそう言うと・・・渋い顔をされた。



「沙羅、海斗は?」


私には芽衣ちゃんが尋ねてきた。



「海斗ですか?海斗なら・・・隣の・・・地区に・・・あー!!!!」



私が急に叫んだから視線がこっちに向かってくる。



「あ・・・どうしよー!!海斗・・・隣の地区に行っちゃってる!!」



樹里も思い出したかのように叫んだ。



「煩い。迷惑だろうが!」



いや・・・あんた達がココに居ることが迷惑なんだよ?


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