†戦慄の交響曲†
沙羅は家に戻り、パソコンを弄っていた。




[検索用語:白蛇]


[検索結果:白蛇隊・シロヘビ・白蛇の童謡・魔族の実験体生物]



「・・・怪しい検索結果だね・・・コレ」



と一人呟く。


すると、急に画面の電源が落ちた。



「・・・ショート?ツーカ・・・壊れたの!?」


パソコンの電源を押し捲るがつかない。


一方画面に、赤い文字で


『邪魔するな・・・月の巫女よ。我の・・・邪魔をするな』


と、書いてあった。



その赤い文字は血のように真っ赤だった。




その夜に麗夜と夜回りをしていた時に検索結果の事と画面の事を
(月の巫女と言う単語を省いて)話した。




「白蛇か・・・面倒になるかもな・・・」



「でしょ?でも引っかかったのよね~白蛇隊には」



二人で頭を回転させるが浮かばなかった。



「明日、学校の集会で今回の嫁が発表されるらしいの・・・私の学年からね」


悲しく笑った沙羅。




「嫁に選ばれるのは、満14歳なの」


言い忘れてたの、と言う沙羅に麗夜はため息を漏らした。



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