†戦慄の交響曲†
「おはよ~」



教室に入ると、いつもの登校が早いメンバーが居た。



「おはよ。今日は一段と早くない?」


私は、親友の亜矢に聞いてみた。



「ん?今日は何となくかな?」



何となくで・・・家を早く出るんだね。



「そうなんだ~」


私が亜矢と話していると横から



「転入生も来るらしいカラね」


天然パの悠里が話しに混ざった。


「で?転入生って?」



私は、ソレを聞いてみた――まだ5月だからだ。



「男の子らしいよ」



男ねぇ・・・どんな子なんだろう・・・


この転入生が私にとって・・・大切な者とは・・・知らなかった。




《沙羅side終了》



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