夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
何だかうるさい警察とやらと話を済まし、家に帰った。
「ところでゆその、ずっと震えているが、どうしたんだ?俺はどうしたらいい?」
ずっとゆそのの様子がいつもと違うのが気になり、聞いた。
「そういう時は、何も聞かずに抱きしめるの……。」
「分かった。」
そういうので、抱きしめるとゆそのは初めて涙というものを流した。
あぁこれが、人間の涙か。
儚くて美しいと聞いていたが、ここまでとは。
「こわかった。死ぬのも、夢をみるのも。」
「そうか、今まで辛かったな。」
「助けてくれて、ありがとう。」
「ゆそのを失いたくなかったからな。」
「え?」
「そこはスルーしろ。」
「え?」
「黙って泣いてろ。」
「へへっ」
「笑うな。」