夢か現実か〜神様との恋は神級??〜



「なぜだ?」

「わたしが嫌いだから。」

やめて余計なこと言わないで。


「え?」

「あなた達2人のこと…邪魔だったの。」

どうしてそんなこと言うのよ。
やめてよ。もう喋らないで。
そう思ってもなぜか口はブレーキが壊れてしまった車のように止まらなかった。


「そうか…。」

「わたしにとって負担でしかなかったの気づかなかった?仕事してあなた達の世話してお金使って。そんな余裕本当はないの。」

「だから嫌いだったと?」

「そう。だってわたしの利益なんてなかったじゃない。与えてばかり。だから…そうね、早く帰って。」

終わりだ…。本当に嫌になる。
もういっその事わたしのことを憎んでほしい。憎んで嫌いになってほしい。これが最初で最後の我儘でもいいから…。
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