夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
「イルン様?どうされました?」
「ゆそのが同僚と食事に行くらしい。」
「いい事じゃないですか!日頃の疲れを食事で癒やす!同僚と共に鬱憤を晴らし合う。素敵ですねぇ。」
「何時に帰ってくるんだ?」
「それは私に聞かれましても……。」
「使えない従者だな。」
「気になるならご自分で聞いてくださいよ。まぁ煙たがれると思いますけど。」
「何だと?」
「いえ、私の失言でございます。」
神界に戻るまであと2週間か。
6ヶ月と言っていたくせに3ヶ月だし、結局大神のだす条件にもクリアできていない。
これで俺は本当に神界の王になれるのか?
儀式と言っていたはずなのにこんなに適当だとは思わなかった。
ゆそのには軽く拒絶されるし、こんなんじゃ神としての威厳が保てる気がしないな。
まぁ神界に戻ればわたしは天空界の王であることは間違いないし、それはそれで問題ないだろう。