夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
「………そこで何を?」
門の横の街灯に人影が照らされていた。
それは、腕を組み壁によりかかる彼だった。
「神力が出た時の事を考えていた。」
「そんなところで?」
「あぁ、」
「待っててくれたの?」
「自惚れるな。」
「ふふっ」
「笑うな。」
「家入ろ、暑かったでしょ?」
「別に。」
「そう?じゃあもう少しそこで考えてれば?」
「入る。」
「やっぱり待っててくれたんじゃない。」
「帰りが遅いんだよ、連絡ぐらいしろ。」
「23時で?」
「何時でもだ。少なくとも俺がいる間はな。」
「そう……。」
余計なことを言ったな。
まるで俺がすぐにいなくなるみたいじゃないか。まぁ事実ではあるが。
実際に口にするとこうやってなんとも言えない雰囲気の時間が流れてしまう。
これをきっと気まずいと言うんだろうな。