夢か現実か〜神様との恋は神級??〜



「イルン様……。いま神力を使ったら、神界に戻れなくなってしまうかもしれないんですよ……?」

「そんなこと分かっている。」

「大神様にも言われたじゃないですか。もうあと数日ですし、なんとかこらえて下さい。」

「お前は…見殺しにできるか?」

「今回は前回と違って、亡くなるところまでは視ていらっしゃらないじゃないですか。」

「だからといって、放っておけるのか?」

「それが、運命なのかもしれないと、そう考えるしか…。」

「大神にそう言えと言われたか。」

「え、あ、いえ、そういう訳では…」

「その通りでございます。」

「お前!!何故ここに!?」

「大神にお前とは…はぁ…。いいですか、イルン様。貴方様は無茶ができる状態じゃない。それはご自身が一番分かっているはずです。」

「では神力は使わない。」

「え?イルン様どうなさるおつもりですか?」
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