夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
りんごジュースまだかなぁ…。
「おぃ!!湯本!やばいぞ」
扉を急に開けて入るなり同僚はそう叫んだ。
「え?何が?」
「去年お前が助手に入った手術の患者さんが医療過誤だって外来で騒いでる!!」
「今ごろ?ってそんな馬鹿なこと……執刀医は………異動しちゃったじゃん!!!」
「だから湯本がやばいって言ってんの!!」
「っていうか一年越しに医療過誤!?」
「とりあえず行くぞ!」
「う、うん!」
「嘘でしょ…」
患者様どうか落ち着いてください!!
どうか、刃物だけでもしまってください!!
「あぁお前か!!!久し振りだなぁヤブ医者!!!!」
最悪だ……。
この患者さん通院の度に文句つけてきて、手術の終わった途端に来なくなったんだった。
つまり……リハビリテーション科に通ったのか不明。
まさかそれで医療過誤?
嘘でしょ?それってそもそも私の責任?
主治医わたしじゃないんだけど?
「聞いてんのかヤブ医者!!!!!」
「あ、はい!すみません!!」
「すみませんで済むと思ってんのか!?あ??!?」