夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
「なんか気味悪ぃな。」
「そう言わずに…どうぞ?」
「お!湯本!りんごジュース……。えっと……。」
「あ、これ、よかったら飲んでください。」
「あ?」
怪訝そうにわたしを見る同僚を横目に患者様の左手に無理やりジュースを持たせた。
アドバイスはここまで、あとはわたし次第か。
「お体が痺れるというのは具体的に_____…………。」
それからわたしは患者様と長いこと話をし、また一から検査をし直し、今度こそしっかりとリハビリを受けてもらう約束をした。
今まではトラブルをいかに最小限に抑えてクリアするしか考えてなかったけど、こうしてゆっくり不満を持つ患者様と話すことで、新しい解決方法も分かった気がした。
彼と出会ってわたしは確実に変わった。