夢か現実か〜神様との恋は神級??〜

再び刻む時間




「見つけた」

家や職場で待ち伏せするのがだめなら偶然を装うしかなかった。

まぁ結果的には不審な目で見られたがな。
前回よりはマシだろう。

冬の服装になった彼女も美しかった。
少し髪が伸びたのか?

淡い期待も虚しくやはり俺のことは覚えてなかったな。やはり忘却の茶の効果は絶大だ。
また1から積み上げればいい。
夢を見なくなったんだ、その分他人を受け入れやすくもなってるだろう。
とりあえず姿が見れて、本当に良かった。

さて、どこから切り込んでいくべきか。


「イルン様!!!どちらに行かれてたのですか!?!?」

本当にやかましい従者だな。
静かに喋れないのかこいつは。
舌でも引き抜いてやるか?

「なぜ黙ってらっしゃるのですか!!人間界に降りて早々問題は起こしてないですよね!?!?」

「問題___ではないな。」

「その曖昧な感じは何なんですか!?」

「うるせぇ…」

「さ、とりあえず大神様に挨拶しに伺いましょう!」

「あぁ…」
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