夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
あーもうありえん。
何だあのじじぃ。
俺の神力をまたも封印したな。
あいつめ、神界に戻ったらただじゃおかないからな。
「あれ?イルン様!前から来るのって従者様じゃないですか?」
「え?」
本当だ!
偶然を装わなくても会えるとは!!
「え"……!?」
休みだから近所を散歩してたら…例の人にバッタリ会ってしまった。
「その反応は失礼じゃないか?」
「あ、えぇ、すみません。」
「これからどちらに?」
「散歩してただけです。」
危なく近所とか言いそうになっちゃった。
気をつけないと…。
っていうか会って二回目のはずなのに何か馴れ馴れしくない?
何なら会ったときからタメ口だよね?
「ほぅ、散歩の良さがようやく分かったか。」
「え?」
その言葉には驚いた。
今までのわたしは休みと言ったら引き篭もってた。
だけどほんとここ最近になって、散歩する楽しみを知った。
歳とったのかな〜ぐらいに思ってたんだけどな。