夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
「公園?」
連れて来られたのは家の近所の公園だった。
なんでこんなとこ?最近来たことすらない気がするんだけど。
「あぁ、少し座って話さないか?」
ここは特別な場所だ。
なんと言ってもこの俺が、ゆそのにふられたんだ。
嫌いだの邪魔だの散々なこと言ってくれたな
。
あの時は帰る日が近づいてて切羽詰まっていたが、今はもどかしい気持ちでいっぱいだ。
「ここも思い出の場所なんですか?」
「あぁ、そうだ。」
「この辺に住んでたんですか?」
「まぁそんな感じだな。」
「ふーん」
「仕事はどうだ?」
「え?まぁまぁ順調ですけど…。」
急に?っていうか、仕事まで知ってるの?
あ、でも家も職場も知られてたし、不思議じゃないか。
でもやっぱりおかしいよね。
どうしてこの人は何でも知ってて、わたしは何も知らないの?
「そうか、夢は…今でも見るのか?」
「………!?!?」
なんで知ってるの!?
夢の話したことあるの葛西くんだけなはずなのに!