夢か現実か〜神様との恋は神級??〜
「その、同僚とは特別な仲なのか?」
「え、いや別に?まぁ仲はいい人かなって感じですけど…。」
なんだ、そうかそうか。
あれだな、俺のおかげで夢を見なくなったからか、そうだろ?
だから、前より距離が縮まったんだろ?
俺のおかげで同僚くんは葛西くんにレベルアップしたってわけだな。
「あのっ大丈夫ですか?」
「ん?あぁいや、少し取り乱してしまったな、すまない。」
「いえ、全然平気なんですけど。やっぱりあなたはわたしの知り合いなんですか?」
「だからそうだと初めから言っていただろ?」
「そうですけど…。記憶に全く無くて…。」
「まぁそうだろうな。俺がそうさせたことだし。」
「え?」
あ、しまった。
余計なことを言ってしまったな。
まぁちょっとくらい話してやるか。
思い出すかもしれないし。
あぁでも記憶が戻ればまた夢を見ることになってしまうのか?
死ぬ運命も戻ってしまうのか?
だとしたら俺が今しようとしてることはゆそのにとって残酷なことなのか?
「ちょっと、黙ってないで説明してください。どういうことですか?」
「あの茶は………記憶を操る。」