始まった。
2階建ての一軒家、

広くて過ごしやすい自分の部屋。

過ごしやすい、自分の部屋。

真っ白な天井をみて、僕に私は問いかける。

「いつ終わるんだろうね。」
「怖いね。」
「この時間は本当に嫌だね。」

「いいか、待っていたらその内おわるさ、さぁ寝て。」

「おやすみなさい。」

私が眠りについたら、下から悪魔が上がってくる。

お酒で頬が赤くなった、赤鬼さんが今日もくる。

一歩。二歩。三歩。四歩。

僕は耳と目を塞ぐ、小さい両手で耳を塞ぐ。

大きな目を強く瞑る。

大きな大きな赤鬼さんが、悪魔の声で僕にいう。

「                  」

それと同時に飛んでくる。

ロケットパンチと鋼のキック。

顔やお腹で受け止めて、

私が起きないように耳を塞ぐ、目を瞑る、

痛い、怖い、痛い、怖い、痛い、怖い、痛い、怖い、
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