世界最後の朝を君と
Prologue
「お前、一人なの?」

それが彼が私に放った最初の言葉。

鮮明に覚えている。

忘れもしない、

あの公園で私が一人砂場でトンネルを掘っていた時に彼はサッカーボールを蹴りながら駆け寄り私に声をかけた。

そして、笑顔で続ける。

「一人ならさ、俺のパス練、付き合えよ」

これが私の初恋だ。
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