世界最後の朝を君と
「あれ、観ないんですか?」
5分程経ち、女子生徒は何故か缶を抱え部屋に戻ってきた。
「いや、何となく…」
私がへらっと笑うと、女子生徒はコーンポタージュの缶を2つ、私の横に置く。
「何これ?」
「お詫びです。空気悪くしちゃったんで」
「え、でも…」
「丁度コンポタ飲みたかったから、ついでに、と思っただけです」
女子生徒が缶を開けると、白い湯気がもくもくと上がる。
そして、しばらく両手で大事そうにぎゅっと缶を包み、お酒でも飲む様に、グビグビとコンポタを喉に流し込む。
「寒くないのにコンポタは嫌でしたか? コーラとかの方が良かったですか?」
手をつけない私を見て、女子生徒は眉をひそめる。
「いや…でも2つも貰えないです」
「ああ、一つはそっちの彼氏用」
女子生徒は私の後ろを指差す。
……………ん?
5分程経ち、女子生徒は何故か缶を抱え部屋に戻ってきた。
「いや、何となく…」
私がへらっと笑うと、女子生徒はコーンポタージュの缶を2つ、私の横に置く。
「何これ?」
「お詫びです。空気悪くしちゃったんで」
「え、でも…」
「丁度コンポタ飲みたかったから、ついでに、と思っただけです」
女子生徒が缶を開けると、白い湯気がもくもくと上がる。
そして、しばらく両手で大事そうにぎゅっと缶を包み、お酒でも飲む様に、グビグビとコンポタを喉に流し込む。
「寒くないのにコンポタは嫌でしたか? コーラとかの方が良かったですか?」
手をつけない私を見て、女子生徒は眉をひそめる。
「いや…でも2つも貰えないです」
「ああ、一つはそっちの彼氏用」
女子生徒は私の後ろを指差す。
……………ん?