*・・*:.love story.:*・・*
横を見ると将吾が私を見ていた
将「泣きたきゃ泣けよ」
泣く?
まさかそんなはずはない
私はあの空気から抜けられた
辛いはずなんてないのに
でも私、本当は辛くて、寂しいのかな
今まで本当の自分の気持ちと素直に
向き合ったことがない私には
分からなかった
将「俺がいるから」
なぜかその言葉が私の胸の中にスーッと
入ってきて一筋の涙が頬に流れた
そんな私を将吾は何も言わず
ただただ黙って抱きしめてくれた