僕らは夜の月明かりに照らされて
プロローグ
神様が本当にいたのなら。
これ以上彼を悲しませないでください。
これ以上彼の涙を見たくない。
彼には私の分までめいいっぱい幸せになってもらいたい。
それが叶うのなら、私はなんだってする。
私の持ってる全てをあげてもいい。
だから、彼には幸せな未来をあげてください。
これが私の最後の願い────。
これ以上彼を悲しませないでください。
これ以上彼の涙を見たくない。
彼には私の分までめいいっぱい幸せになってもらいたい。
それが叶うのなら、私はなんだってする。
私の持ってる全てをあげてもいい。
だから、彼には幸せな未来をあげてください。
これが私の最後の願い────。
< 1 / 10 >