僕らは夜の月明かりに照らされて
第一章
ジリリリリリリリリリリ⋯⋯。
耳に響く目覚まし時計の音と共に目を覚ました私は、横になったままベッドの脇の壁に飾ってある写真を見た。
高校の入学式の時に楓くんと撮った写真。
その写真の周りには、五月にあった体育大会の借り物競争で楓くんが私の手を取って走ってる写真。
確かこの時のお題は⋯⋯なんだっけ?
確か走る時めちゃめちゃ恥ずかしかった。
そんなことを思いつつ、眠さもあり重い身体を起こす。
私はベッドから下り、自分の机にあるカレンダーの日付を見て無意識に呟いた。
「あと二週間か。」
『秘密の約束の日』まであと二週間。
それまでに絶対に成功させないと。
楓くんだけには絶対バレないようにしないとな。
耳に響く目覚まし時計の音と共に目を覚ました私は、横になったままベッドの脇の壁に飾ってある写真を見た。
高校の入学式の時に楓くんと撮った写真。
その写真の周りには、五月にあった体育大会の借り物競争で楓くんが私の手を取って走ってる写真。
確かこの時のお題は⋯⋯なんだっけ?
確か走る時めちゃめちゃ恥ずかしかった。
そんなことを思いつつ、眠さもあり重い身体を起こす。
私はベッドから下り、自分の机にあるカレンダーの日付を見て無意識に呟いた。
「あと二週間か。」
『秘密の約束の日』まであと二週間。
それまでに絶対に成功させないと。
楓くんだけには絶対バレないようにしないとな。