KYOKO
*会社 哲郎の個室
  満月のあかりとデスクトップパソコンの光りだけの部屋。        
  部屋中に流れるユーミンの「魔法の鏡」。
  デスクトップの画面に次々映し出される写真やデータ。
  次第にデータや写真の映っている時間が短くなっていき、
コンピュータ内での計算が速くなっていく。
そして、、、クライマックスを迎える。        
  後方のソファで画面を見つめる哲郎。
哲郎「、、、ようやく、誕生だ。」
  ブラインドの開いた窓から月が見える
哲郎「、、、君のママは、、、
   玲子はどう思うかな、、、」
  画面の中の動きが最高潮をむかえ、5文字を残して、停止する。

 ---- Birth ---- の文字。

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