KYOKO
外が騒がしい。
写真立てがひっくり返っている。
近づくにつれて外が一層騒がしくなっていく。
鏡子を背負う時に使う帯がベビーベッドの柵に引っ掛かって、
先端部が窓の外に出ている
外の声1「おお、、おおお、、、」
外の声2「警察にだれか連絡しろ、いや、消防署か、、、」
外の声3「なにかふとんとかクッションとかないのか、、、」
外の声4「あの部屋にいった方が早いんじゃないか、、、」
哲郎、写真をどけて窓にのりだす。
宙づりになっている鏡子。
息を呑む哲郎。
遠くからサイレンが近づいてくる。
哲郎「、、、鏡子動くな。今、助けてやるから、、、」
鏡子、無邪気に笑っている。
哲郎、帯の引っ掛かっている部分を確認して、ゆっくりと引き上げていく。
笑っている鏡子。
窓枠に身を預けていた哲郎の身体のバランスが一瞬崩れる。
同時に窓ガラスが階下に落ちていく。
見物している人々が悲鳴をあげる。
写真立てがひっくり返っている。
近づくにつれて外が一層騒がしくなっていく。
鏡子を背負う時に使う帯がベビーベッドの柵に引っ掛かって、
先端部が窓の外に出ている
外の声1「おお、、おおお、、、」
外の声2「警察にだれか連絡しろ、いや、消防署か、、、」
外の声3「なにかふとんとかクッションとかないのか、、、」
外の声4「あの部屋にいった方が早いんじゃないか、、、」
哲郎、写真をどけて窓にのりだす。
宙づりになっている鏡子。
息を呑む哲郎。
遠くからサイレンが近づいてくる。
哲郎「、、、鏡子動くな。今、助けてやるから、、、」
鏡子、無邪気に笑っている。
哲郎、帯の引っ掛かっている部分を確認して、ゆっくりと引き上げていく。
笑っている鏡子。
窓枠に身を預けていた哲郎の身体のバランスが一瞬崩れる。
同時に窓ガラスが階下に落ちていく。
見物している人々が悲鳴をあげる。