桃瓜学園…男子校!? ‐Ⅱ‐


…っていうか…

「さっきから何で
 勝手に人の寮に
 上がってるんですかっっ!!」

「え~、知らないのぉ?

 生徒会はぁ、
 生徒の寮に勝手に
 上がっていいんだよぉ~。」

と、
柚先輩が言う。

「ウソっ!?」

「うん、ウソ~。」

「………」


この可愛らしい顔に、
初めて憎しみを覚えた瞬間だった…。


「まぁそないに
 嫌そぉな顔せんといてぇや。

 俺らかて、
 急に食堂使えんくなって
 困っとんねん。」

「そうそう。
 それに由希の
 手作り料理だって
 食べたいしね。」

「俺はただ
 飯が食えればいい。」


と他の3人も、
自分の言い分をそれぞれ言う。
 
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