桃瓜学園…男子校!? ‐Ⅱ‐
本当は、楽しいんだ
学校からも出て、
私達は町のスーパーへと行く。
「それにしても、
意外でした。」
「何が?」
「狭先輩が、
自分から自ら
ついて来る
って言うなんてって。」
「ヒドッ!!
傷つくわ~。
俺かて、そん位やるわ。」
「そうですか~?」
私は、クスクスと笑う。
すると、狭先輩の顔が、
みるみる内に赤くなっていく。
「(なんやコイツ、
笑うと余計にかわえぇ…)」
なんかこの反応
久しぶりに見たかも…
と思いながら、狭先輩の顔をみつめる。
「先輩、顔真っ赤。」
なんか見ていると、面白かったので、
ついついからかってしまう。
「ホンマ!?
ちょっ、コッチ見んといて!!」
そう言い、
狭先輩は、手で顔を隠す。
「ははっ。」
私達は、その後も、
そんなやりとりをしながら、
スーパーへと向かった。