カップいっぱいの幸せ
「咲ちゃん。
このことは、彩達幼稚園メンバーに話さないから安心して。
何か悩んだら、相談においで。
後、圭に襲われないように鍵はしっかりかけるんだよ。」

「アホ。
誰が襲うんだよ!
良いから帰れ。」

うるさい洋介を追い出して

今夜の夕飯の中華丼をつつき始めると

「…………………圭兄。
ごめんなさい。」と

シュンとする咲が謝る。

うん??

もしかして……さっきの態度を怒ってると思ったか?

項垂れる咲の頭を撫でて

「怒ってないから、安心して食べな。」と声をかけた。

「…………うん。」と微笑む姿に安心したけど………

それから咲は………

元気を無くした。
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