カップいっぱいの幸せ
「咲、来い。」と

イラつきながら腕を引き、リビングに押し込む。

「えっ!
ちょっ…………圭兄??」

意味が分からないと焦る咲は

されるがままひっぱられ、ソファーに座った。

隣に座る俺にビクビクし

俯きかげんの咲に

「誰が、彼女のところに行くと言った。
俺はそんな薄情な男に見えるか?」とすごんで見せる。

ただ首を振る咲に

益々イライラしていたら
< 25 / 39 >

この作品をシェア

pagetop